ERな日々ー救急医療の現場から

非日常的な時の流れ
食べる暇、寝る暇がないほどに
次から次へと患者が運ばれてくる

何とかしなくちゃ
ただそれだけ

キツイ現実、弱音を吐きたくても
アドレナリンを無理して出さずにはいられない

寝たければ、仕事を早くすること
食べたければ、処置を迅速にすること
自分自身が倒れそう
自分が倒れたら誰が診てくれるのかな
夜中急いで食べた食事、朝吐いた

何処でも寝れる
トイレでも、椅子でも、床でも
10分単位で起こされる
全身の毛穴が開くほどの嫌悪感

頭は冷静なのに
体が何処にあたればいいかわからない

喘息発作、腹痛、発熱、頭痛、狭心症
虫刺され、切り傷、打撲、擦過傷
交通事故、酔っ払い、喧嘩
自殺未遂、脳卒中
幼児虐待、死亡確認

非日常的空間、非日常的時間
だけど、これが自分の現実


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